NDI,Self-GRAS等取得「BioPQQ」国内外で実績増/三菱ガス化
PQQ研究・開発のパイオニアである三菱ガス化学(東京都千代田区、℡03・3283・4893)は、米食品医薬品局・新規食品素材(NDI)ならびにSelf‐GRAS、欧州ノベルフードに指定された唯一のPQQ素材「BioPQQ」を供給している。
同社では、30年以上にわたる研究の末、「ミトコンドリア新生(増やす)とともに、乳酸をエネルギーに変えてエネルギー産生を活性化するPQQ」として「BioPQQ」を上市。2008年の発売開始以降、国内外で実績を伸ばし続けている。
基本的にATPが枯渇した状態でなければミトコンドリア新生を引き起こす仕組みは働かないが、PQQは、細胞内NADレベルを上げミトコンドリア新生を引き起こし、細胞内のATPレベルを上げることが確認されている。
同社ではこれまでに「マウス試験でのPQQ摂取による有意なミトコンドリア新生」、「細胞試験によるPQQ量に応じた細胞内ミトコンドリア及びAT(ATP)増加」といった基礎研究や、ヒト試験による多数のエビデンスを蓄積。
健康な男女42人をPQQ20mg摂取群とプラセボ摂取群に分けて0週と12週時を比較したヒト試験では、脳機能を評価するタッチエム試験においてPQQ摂取群のスコアが改善された。脳機能低下グループに限ると、有意なスコア上昇が確認されている。また、PQQ単剤のヒト試験においてはストループテスト(色と文字情報を識別するテスト)のスコアが有意に改善。中高年対象の単語記憶テストでも改善傾向が明らかになっている。
機能性表示では「注意力およびワーキングメモリーの維持」で受理実績を持つ。
PQQの製品化には高度な技術を必要とするが、同社では数多くの特許ならびにノウハウを有していることから、サプリ形状のほか、ゼリー、ペーストなど顧客の要望に幅広く対応可能である。
10月の食品開発展ではPQQの最新情報をプレゼン予定(6日12時半~PK会場にて)。
そのほか、同社の取り扱う機能性乾燥酵母や乳酸菌も展示・発表予定だ。