水溶化DHAで差別化提案/横浜油脂工業
藻類由来DHA・アマニ油の水溶化製剤をラインアップ
横浜油脂工業(横浜市西区、☏045-311-4701)では、昨年から新規素材として、藻類由来のDHAやアマニ油の水溶化製剤をラインアップしている。
同社の藻類由来DHAの大きな特徴は、油溶性であるDHAを乳化技術で水分散性を向上させ水溶化製剤にしたことである。これにより、ドリンクやゼリー、ペーストなど今までDHAを使用する際にひと手間加工が必要だった剤形への対応を可能にしており、他社の原料との原料との差別化になっている。
規格はDHA8%品となっており、pH3、80度で30分加熱し油浮きがないことも確認。藻類由来であることから魚油特有の魚臭さも抑えられた原料になっている。また、魚由来では気を付けないといけない重金属なども藻類であるため気にする必要がないことも強みの一つだ。
また、同社のアマニ油もDHAと同様の技術を用いて水溶化製剤としてラインアップ。アマニ油35%、α-リノレン酸14%品となっている。こちらはすでに飲料での実績もあり、アマニ油の差別化製品を検討する企業にピッタリの原料だ。
同社では、油溶性原料や水や油に溶けない原料の水溶化、液状素材の粉末化、油脂コーティングといった独自の技術を生かした多様な原料加工の受託事業も行っており、今回の原料もこの技術と経験を生かした横浜油脂工業ならではの原料となっている。
また、そのほかにも大豆スクワレンやクルクミン、CoQ10、ケルセチンなどの原料を取り扱っており、クルクミンにおいてはこれまでの粒子よりさらに細かくした新たな規格品を上市する予定。10月4日から東京ビッグサイトで開催される食品開発展2023に出展を予定しており、そこで発表する方針だ。
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