独自加工で吸収率25倍シーベリーを実現/岐阜セラツク製造所
「高吸収型シーベリー果実オイル」を食品開発展で上市
岐阜セラツク製造所(岐阜市、☏058-272-0831)では、ドイツ産有機栽培(Bio認証取得)のシーベリー原料を改良した「高吸収型シーベリー果実オイル」を上市する。
同社では、これまで取り扱ってきたシーベリー原料をさらに独自の特殊加工技術(特許出願)により改良。シーベリー果実から抽出したオイルをナノ化し、さらにマイクロカプセル化することで保存安定性を向上させている。また、小腸上皮細胞Caco-2細胞を使用した吸収率の評価では、加工前と比較して25倍も吸収率がUPしており、そのため無加工のシーベリー果実オイルより、かなり少ない摂取量で効果を確認している。
マイクロカプセル化していることから水分散性も良く、粉末化も可能。ドリンクやゼリーといった製品から、プロテインなど粉末系のアプリケーションにも対応できるようになっている。
機能性においては、20~74歳の健常な日本人女性を対象としたヒト臨床試験を実施。低用量群180mg/日と高用量群540mg/日、プラセボ群540mg/日の3群(各群㉝人)に分け4週間摂取したところ、皮膚の柔軟性、皮膚の弾力において、低用量群、高用量群ともに効果を確認。高用量になるにつれ、有意に差が出ており、肌弾力や柔軟性維持の機能性が示唆された。
また、線維芽細胞に紫外線を照射する実験では、シーベリー果実オイルが細胞死とコラーゲンを分解するMMP-1遺伝子の発現を抑制することを確認している。
同社では、世界各国のシーベリー原料を試し、徹底した品質管理と高品質なドイツ産のシーベリーを厳選。シーベリーは古くから栄養補給や滋養強壮目的で食されており、欧州では、多くのUVケアクリームなどにシーベリーオイルが配合されるなど、なじみ深い果実である。果実オイルには、希少なオメガ7脂肪酸であるパルミトレイン酸やオレイン酸、β-カロテン、ルテイン、ゼアキサンチン、ビタミンEなどが含まれている。
同社は、10月4~6日に東京ビッグサイトで開催される「食品開発展2023」に出展予定。同品のセミナーも行う。
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