ペットサプリ市場へ高い関心

2021年5月28日

ペットサプリ市場へ高い関心

 健康食品企業によるペットサプリ市場への関心が高まっている。市場調査会社、健食受託製造企業などの一部からは「ペットサプリに関する問い合わせが最近多い」といった声も聞かれる。背景には、犬・猫を中心としたペットの寿命延伸を起因とするペットの高齢化、コロナ禍による在宅時間の増加でペットのケアに時間をかける飼育者の増加、犬・猫の食事の多様化などが上げられる。ペットサプリ市場について考察した(編集部・小長谷)。

*犬猫の新規飼育者は増加傾向に

一般社団法人ペットフード協会が昨年12月に公表した「2020年(令和2年)全国犬猫飼育実態調査結果」によると、犬が848万9千頭、猫が964万4千頭。2017年以降、猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回る状況が続く。1年以内の新規飼育者の飼育頭数は、犬・猫ともに2018年を底に、現在は増加傾向にあり、2020年の増加率は2019年よりもさらに高まっている。

また、コロナ禍で在宅時間が増え、コミュニケーションを目的としたおやつやウェットフードの給餌頻度が高まり、犬・猫の食事の多様化がうかがえるとしている。※続きは5月15日号「ヘルスライフビジネス」にて掲載。

関連記事