True Data:ドラッグストアにおける2021年4月の消費動向
2021年6月1日
コロナ一巡でマスク&UVケアが伸長
ビッグデータマーケティングのTrue Data(トゥルーデータ) は、同社の統計データをもとに、ドラッグストアにおける2021年4月の消費動向を発表した。
全国ドラッグストアにおける2021年4月の1店舗あたりの購買金額は、コロナ直後で売り上げを伸ばした前年同月と比べ、6.1%減少。客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比14.3%減少した。
1レシートあたりの購買金額は前年同月比9.5%増加。客数(レシート枚数)は減少しているものの、1レシートあたりの購買金額の増加は続いている。
カテゴリー別売上ランキング(図①参照)では、「マスク」の売り上げが前年同月比83.6.%増。前年は「マスク」の品薄が話題になっており、需要に応えきれなかった面があったが(2020年4月の伸び率ランキング:図②参照)、本年は供給体制が整ったため前年比が大きくプラスとなっている。
前年4月、コロナ直後の外出自粛の影響で売り上げを落としていた「UVケア・サンタン」が、本年は前年同月比72.1%増、「制汗防臭剤」が19.3%増と売り上げを伸ばした。
また髪型を整える「ブロー・スタイリング剤」が前年同月比18.5%増、「ヘアトリートメント・パック」が12.1%増とヘアケア商品が売り上げを伸ばしており、マスク生活の中でヘアスタイル・ケアへの関心が高まっていることがうかがえる。