「どこからでも切れる」包装提案/東邦樹脂工業

2023年12月14日

 包装専門メーカーとして60年以上の実績を持つ東邦樹脂工業(東京都中央区、本社工場/栃木県野木町)では高付加価値のラミネートフィルム「ポロソ」の提案を強化している。

 最大の特徴は「どこからでも切れる」という易開封性。スティック包装に使用される一般的な包装材は開封部分にノッチ(切り口)をつけて開封しやすくしているが、ポロソはノッチを付けなくてもタテ・ヨコ・ナナメどこからでも開封できる。

 簡単に誰でも開けられるという特徴は「誰でも開けられる」というユニバーサルデザインの側面も併せ持つ。高齢者のように手の力の弱い方・目の不自由な方でも簡単に開けられる点は商品の付加価値になる。

 同社担当者は、「性別・年代・障害の有無かかわらず、誰ひとりとり残さない【ひとに優しい】包材に思いを込め、健康食品業界に関わる皆さまに喜んでいただけるよう頑張ります。」と話す。

 また、易開封性を強みとする他のフィルムと比べてもコスト面で勝負できるという。開けやすい包装材はこれまでセロファンが主に用いられていたが、価格や加工適性の面からもセロファンの代替品としてポロソの採用が進んでいる。

 ポロソの加工は栃木県野木にある自社工場で行う。長年培ってきたノウハウによって印刷・ラミネートも含めた工程を一貫して行える管理体制を構築する。現在は一般食品から健康食品まで幅広く採用され、健康食品では青汁製品をはじめとする粉末、顆粒製品のスティック包装に採用されている。 同社では今後、高付加価値の包装として健康食品向けに積極的に提案を行い、内容物と包装材の相性など商品設計の相談にも対応する。さらに希望があればサンプルの提供も可能だという。


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