粉末化やα化など様々な雑穀原料を供給/旭食品
大手メーカーPB製品も手掛けトレンドも敏感に察知
旭食品（山梨県南巨摩郡：asahi-foods.com）は、世界各国から厳選し仕入れた30種類以上の雑穀を取り揃え、原料供給やOEM、自社製品の販売を行う。
近年では、雑穀の健康イメージの認知拡大に伴い、米に混ぜて炊く製品のほか、菓子類、スープ、パン、などの一般食品までその用途は多岐にわたり、外食・中食業界から産業給食、災害食など引き合いは好調に増えているという。
こうしたなか同社では、これまで培ってきたノウハウや豊富な原料加工メーカーとのネットワークを武器に、粉末化やアルファ化、膨化した素材やレトルト製品向けなどさまざまなタイプの素材を開発し、ラインアップする。顧客の要望に応じて小回りの利いた柔軟な対応を得意としている。
また同社では、原料を輸入後に自社工場において精選、クリーニング、精白からブレンド、最終製品化までを一貫して行うことで、他社との差別化を図る。これにより構築された厳格な品質管理体制が顧客への信頼につながっている。
原料は、生産者の顔が見える安心感などトレーサビリティもこだわり、ほとんどの品種において在庫を国内に持っているため、安定供給が可能である点も顧客から喜ばれている。
OEMでは、大手メーカーのPB製品にも数多くの製造実績をもつことから末端市場のトレンドを敏感に察知できる点も強み。ブレンド後、小袋やスティックへの分包も対応が可能だ。
今後は、サラダや野菜・肉料理などさらに幅広い分野に向け、レシピ提案を通して雑穀の応用の提案に注力していく。
なかでもキヌア（ペルー産）はグルテンフリー、必須アミノ酸を多く含み、良質なタンパク質が豊富未来の主食としても注目され、世界的に人気が高まっていることから、国内でのシェア拡大を狙い提案を強化していきたい考え。
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