「食と健康アワード 2021 」 受賞商品、中国で特設展示

2021年6月3日

「食と健康アワード 2021 」 受賞商品、中国で特設展示

日本の健康食品業界の現状と発展動向がわかると評判

 5月12~14日、上海のナショナル・エキジビション&コンベンションセンターで開催された中国国際健康栄養博覧会(NHNE)にて、弊社主催の「食と健康アワード(*)2021」の受賞商品が特設コーナー「日本健康食品大賞」で紹介された。日本製品はインバウンドだけでなく、越境ECでも注視されており、当コーナーは会場でもひときわ目を引いていた。

今年3回目を迎えた「食と健康アワード」は、日本チェーンドラッグストア協会のJAPANドラッグストアショーとヘルスビジネスメディアの「月刊H&Bリテイル」編集部によるコラボ企画である。コロナ禍で行われた今年の選考では26品目が受賞商品となった。

 これらの受賞商品については、上海で開催される「中国国際健康栄養博覧会」の主催者から日中健康産業交流協会を通して「日本の健康食品は中国で注目度が高い。ドラッグストアのイベントである『食と健康アワード』で選ばれた商品を特設ブースで展示させてほしい」との要請があり、特設コーナー「日本健康食品大賞」が設置され、希望する日本企業については商品展示を行った。

 この特設コーナーについて、主催者は以下のように発表している。

 ——日中健康食品友好協会(日中健康産業交流協会に改称)は、日本の「食と健康アワード2021」を展示会場で公開した。今回の受賞商品の特徴は、大手ナショナルブランド企業の受賞に加え、独自の素材や独自の技術で受賞する地元企業が増えていることだという。「食と健康」をエントリーポイントに、流通や学術の専門家で構成される選考委員会が人々の健康寿命の延伸に貢献する2020年の新商品とロングセラー商品を選出したものである。対象は「健康機能性食品」(機能性表示食品、トクホ、栄養機能性食品)、「健康食品」、「食品」、「原材料・素材」、ドラッグストアシステムの「機器・ソフトウェア」である。消費者の健康的な生活習慣を刺激し、新たな市場を創造する上で期待される製品に授与される。この特設コーナーで、日本のドラッグストアにおける健康食品の現状と発展動向を知ることができる。——

 中国国際健康栄養博覧会(NHNE)は5月12~14日、上海のナショナル・エキジビション&コンベンションセンターで開催、展示面積4万㎡に1200社以上のブランドサプライヤーによる1万SKUを超える出展となった。展示物は、健康食品、自然食品、サプリメント、機能性飲料、特別栄養食、内服美容製品など。ほかに「輸入品ゾーン」「腸の健康ゾーン」「蜂産品エリア」などとともに特設コーナー「日本健康食品大賞」も設置された。

 国葯集団、中国医葯などの国営企業、広葯白雲山、上葯健康科学、百合、南京同仁堂、中食月太、威士雅、金奥力などの中国の有力企業、中国の特殊医療用配合食品(FSMP)シェア1位のネスレなどとともに、日本からは大塚製薬、ネイチャーメイド、森下仁丹が協賛企業となっている。

 なお、今回は全館(40万㎡)を使用して中国国際天然食品・飲料博覧会、全国薬品交易会、中医薬博覧会、中国衛生補料/包装/設備展覧会が同時開催され、全国から12万人を超えるバイヤーが集まった。主催者の国葯励展は、国葯(中国医葯集団)とリード・エキジビションズとの合弁会社で、中国のヘルスケア分野における主要な展示会やカンファレンスを主催している。

*健康維持と健康寿命延伸に不可欠な「食」をテーマに、ドラッグストアにおける新たな、かつ健全な市場の創造を目的として、日本チェーンドラッグストア協会と当社発行の媒体「月刊H&Bリテイル」が共同で主催する企画。