薬食審開催:小林製紅麹供給先に点検報告依頼

2024年3月28日

 厚生労働省は3月28日、小林製薬の紅麹を原料とする製品の対応などについて、薬食審(薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品評価調査会及び指定成分等含有食品等との関連が疑われる健康被害情報への対応ワーキンググループ)を非公開で開催した。

 小林製薬からの報告に基づき、同社が直接、紅麹原料を卸している企業52社、これら52社から同社の紅麹原料を入手している企業173社(重複あり)が製造する製品が直ちに健康被害をもたらすものではないとしながらも事業者名を公表した。 まずは実態把握として、「小林製薬が自主回収した3商品に使用された紅麹と同じ小林製薬社製の原材料を用いて製造され、かつ3商品と同等量以上(100㎎以上)の紅麴を1日あたりに摂取する製品」「過去3年間で医師からの当該製品による健康被害が1件以上報告された製品」のいずれかに該当する製品について事業者が自主点検を行い、52社については3月29日、173社については4月5日までに厚労省に報告するよう依頼した。

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