クマイザサ、青汁の付加価値向上に採用増/ユニアル

2024年4月25日

ペット向けサプリへの提案にも注力

ユニアル(東京都板橋区)は、機能性表示食品制度に対応するエビデンスと北海道産素材ならではのストーリー性を合わせ持つ青汁素材「クマイザサ粉末」の原料供給および製品OEMに力を入れている。「健食原料・OEM展」では。、本日10時20分より「北海道産天然原料クマイザサについて」とのテーマで企業プレゼンを実施する(第2セミナールーム)。

クマイザサ粉末は、消費者の健康意識の高まりやインバウンド需要の復調などで青汁市場が拡大基調で推移する中、順調に供給量を伸ばしており、既存の青汁製品との差別化や付加価値向上を目的に採用されるケースも増えているという。機能性表示食品制度では、青汁素材として唯一「便臭・便通の改善」とのヘルスクレームに対応できるため、顧客からも好評を得ているという。

同社では、北海道に自生するクマイザサから単離した新たな乳酸菌素材「大雪乳酸菌」の提案にも注力。「ササにはササの乳酸菌」とのコンセプトでクマイザサ粉末との組み合わせによる付加価値向上を訴求している。マウスを用いた研究では「大雪乳酸菌」とガラクトオリゴ糖を併用することで腸内における短鎖脂肪酸(酪酸、プロピオン酸)の産生量増加を確認しているが、新たに「大雪乳酸菌」とガラクトオリゴ糖を組み合わせることで糞便中の腐敗産生物の抑制作用が相乗的に高まることを確認。近く論文発表を行う予定だ。

また、クマイザサは馬、牛、豚など畜産向けの飼料として豊富な実績を持つが、昨今はペット向けの引き合いも増えているという。クマイザサエキスと「大雪乳酸菌」を組み合わせることでペットの体臭や便臭の抑制効果が期待できるとし、今後は動物を対象とした研究にも取り組んでいく考え。

同社ではこのほか、優れた抗糖化作用を有する紫菊花「えんめい楽」、抗肥満素材のツルアラメ抽出物「マリナエキス」、関節対応・抗炎症素材のオオイタドリ若芽エキス末「ベラハーブリン」など、個性豊かな国産素材を多数ラインアップしている。


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