ヒフワンステムで新たな研究成果/ニュートリション・アクト

2024年5月13日

血液・血流・血管へ働きかける「トータルブラッドアンチエイジング」を提案

 ニュートリション・アクト(東京都中央区)はオリーブ葉由来のアンチエイジング素材「ヒフワンステム」による新たな研究成果を発表した。

 「ヒフワンステム」は低酸素環境下で誘導される生体内タンパク質“HIF-1(ヒフワン)”を増やし、身体を作る様々な細胞の元になる体性幹細胞を活性化させる。

 これまでの研究では、造血幹細胞を用いた試験でHIF-1の遺伝子発現が高まり赤血球への分化促進効果を確認。溶血性貧血モデルマウスを用いた試験では食事による鉄分の吸収促進や体内の古い赤血球由来の鉄のリサイクル能を高める働きも確認された。これらの造血機能、鉄代謝といった働きに加え、新データでは、Tie2活性だけでない新たな血管の抗老化機能も明らかになった。血液・血流・血管全てに働くことから、同社では「トータルブラッドアンチエイジング素材」としても提案している。

 この他、肌に対する働きでは、同素材の摂取によって表皮幹細胞の活性化・増加に関わるHes-1やCK15の増加や、水分蒸散量の改善が確認された。

 同社担当者は「ヒフワンステムはアンチエイジングの土台となる幹細胞に対して作用する。これまでに確認された様々な働きに対して注目度が高まり採用も多くなっている」と話す。同社ではヒフワンステムの更なる機能性を引き出すための研究に今後も注力するという。


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