タンパク質セミナー開催、内藤裕二氏が講演
2024年6月4日
中年期の植物性たんぱく摂取が健康寿命を延ばす
ネタマッチ(東京都渋谷区)は5月22日、東京都内にてたんぱく質に関するプレスセミナーを開催した。
一部では腸活研究の第一人者で京都府立医科大学の内藤裕二氏が登壇し、「最新研究に学ぶ日本人に必要なたんぱく質の摂り方」について講演を行った。米国のコホート研究の論文を例に、「中年期の植物性タンパク質摂取が多い人ほど健康寿命が延びるといったデータも出ています。たんぱく質の摂取源として、動物性に偏らず植物性や魚を選択する必要がある」、「高齢者は筋肉の同化反応に対して抵抗性が生じるため、材料さえ摂れば良いといった考え方は間違っていることがわかってきました。食事や運動不足、睡眠障害からくる『ガット(胃腸)フレイル』の予防も重要です」などと話した。
第二部では、フジッコ、アサヒコ、キッコーマン、ハウス食品、マルハニチロなど植物性たんぱく質や魚を扱うメーカー各社が商品や取り組みを紹介。大豆を丸ごと使用した「大豆ヨーグルト(フジッコ)」や、手軽に食べられる「豆腐バー(アサヒコ)」などの試食も行われた。