紫茶エキス、運動能力向上効果で特許取得/オリザ油化

2024年7月3日

原産地・アフリカ支援でSDGsへの貢献も

    紫茶の葉

オリザ油化(愛知県一宮市)は、独自素材である紫茶エキスとその特徴成分であるGHGの運動パフォーマンス向上効果および作用メカニズムについて、このほど特許を取得した。特許の名称は「NO産生促進剤、下肢筋肉における瞬発力向上剤、及びインテンシブ運動に伴う筋肉ダメージ軽減剤」。

インビトロの試験では、紫茶エキスおよびGHGが№(一酸化窒素)産生を促進することで血管を拡張すること、さらに、ヒト臨床試験では紫茶エキスの摂取によってベンチプレスおよびレッグエクステンションの回数が有意に増加したほか、筋肉ダメージの指標となるLDH値が有意に低下したことも確認された。

この結果から、紫茶エキスおよびGHGの血管拡張作用によって筋肉運動の持久力が向上するとともに、筋肉ダメージを軽減する効果があると結論付けている。

なお、同社では紫茶エキスの売上収益の一部を原産地であるアフリカに寄付する活動を行っており、同素材の販売を通してSDGsへの貢献にも取り組んでいる。

このほか、同社では「加齢により衰える歩行能力の維持」などで機能性表示食品の受理実績を持つ黒ショウガエキス、同じく「筋肉量の維持」など5つのヘルスクレームに対応する「オリザギャバ」、筋肉量増加や抗肥満などのエビデンスを有する「オリザプロテイン」「オリザペプチド」などを供給している。


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