ゼリー・液体のOEMに注力/岩瀬コスファ

2024年8月7日

処方開発~製造まで味づくりの専門スタッフを配置

 創業から90年以上、化粧品や健康食品原料だけでなく、医薬品原料や工業原料などさまざまな分野の原料を取り扱う岩瀬コスファ(東京都千代田区、☏03-6841-3456)では、液体・ゼリー製品のOEMに力を入れている。

 同社では、液体・ゼリーに関する味づくりの専門スタッフを配置しており、製品の処方開発から製造までトータルコーディネートを実現している。製造面においては、物流やリスク分散の観点から製造拠点を東日本から西日本まで各製造工場と協力し対応している。

 九州地方においては、佳秀工業(北九州市若松区)の健康食品製造工場に同社専用の製造ラインを設置。ドリンク、ペースト、ゼリーの三方スティック充填が可能。これにより開発の段階から実機テストも実施できるため、ゼリーの製造機械に合わせた、より完成品に近い処方設計ができる。

 こうした顧客の状況に合わせたフレキシブルな対応姿勢は、原料商社である同社だからこそ実現できる独自の付加価値になっており、トータルコーディネートによりコスト面においても強みを発揮している。

 同社ではそのほかにも、原料の研究開発サポートや自社原料である茶花エキスを用いた機能性表示食品の届出サポート、GMP認証工場への対応など、顧客にとって非常にありがたいサポートを進んで実施している。

 原料の研究開発においては、グループ会社と連携しながら、各原料メーカーの独自原料の機能性研究やSR作成などをサポート。機能性表示食品を目指しているがコストや環境面で自社単体では研究が難しいという課題を持つ企業からの問い合わせも増えているという。

 今後は、さらなる実績と信頼獲得に向け、液体、ゼリーの製造・開発を進め、経験とノウハウを積み重ねていく方針だ。


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