睡眠向け新素材「マイジノール」拡販へ/CICフロンティア

2024年8月15日

トウモロコシ若葉から抽出・規格化された6MBOAを含むエキス末

 CICフロンティア(東京都港区)は、睡眠の質および気分状態の改善を臨床試験で確認しているトウモロコシ若葉由来「マイジノール」を供給している。米国に拠点を持つユニジェン社製「マイジノール」は、非遺伝子組み換えのトウモロコシの若葉から独自の製法で抽出・規格化された6MBOAを含むエキス末。6MBOAは、メラトニン受容体に結合し、メラトニン様作用を示すことで入眠を促すことが知られている。

 「マイジノール」は、メラトニン受容体に結合することでメラトニンの体内の合成量を増やし、体内リズムに直接働きかけるといった作用機序を持つ。また、臨床試験で同素材250㎎/日摂取により、唾液中のコルチゾール濃度が低下し、睡眠の質および気分が改善することを確認している。米国市場では睡眠訴求のサプリメントを中心にグミやチョコレートなどで採用されており、水にも溶けやすい物性であることから、飲料やゼリーなどからの問い合わせもあるという。

 CIC社では、体内リズムを整えて睡眠の質を改善するといった作用機序などで差別化するとともに、睡眠訴求の新素材としてサプリメントやグミなどへの提案を強化していく。また、睡眠に関する機能性表示も視野に入れた取り組みを進めていく。