機能性表示食品としてリニューアル「HYA-50F」/Noster

2024年9月5日

「内臓脂肪」と「血糖値」のダブルヘルスクレーム対応

     「HYA-50F」

 ポストバイオティクスの創薬開発を手掛けるNoster(京都府向日市、☏075-921-5303)は、2021年より自社通販ブランド「CUMEC(キュメック)」で販売しているサプリメント「HYA-50」を、新たに機能性表示食品対応製品として今年2月にリニューアルした「HYA-50F」を販売している。公式オンラインショップおよびAmazon、楽天市場、Yahooショッピングなどのオンラインショップにて展開しており、販売は好調に推移しているようだ。

 機能性表示食品の届出表示については、HYA(10-ヒドロキシ-シス-12-オクタデセン酸)を関与成分として、①「肥満気味の方の内臓脂肪(おなかの脂肪)を減らす機能」と②「食後の血糖値の上昇を抑制する機能」のダブルヘルスクレームとなっている。

 独自成分である「HYA」は、食事由来のリノール酸を乳酸菌で発酵させた機能性脂肪酸であり、腸管ホルモンである「GLP-1」の分泌促進や、食後の血糖値の上昇抑制、腸管バリア保護などさまざまな働きが確認されている。

 また、これまで積み上げてきた研究成果から構築した300種以上の脂肪酸代謝物ライブラリーと1600株以上の難培養の微生物ライブラリーの構築を実現しており、これらを生かした「腸内菌叢解析サービス」や腸内細菌の脂肪酸代謝物に特化した「メタボローム解析サービス」も主にアカデミア向けに行っている。

 そのほか、昨年京都大学と乳酸菌代謝産物である「EPS(菌体外多糖)」に関する共同研究を実施している。発酵食品の生産に用いられるある種の乳酸菌が作り出すEPSを摂取することにより、宿主の腸内環境が変化し短鎖脂肪酸の産生量を増加させることで、肥満を防ぐことをマウス実験により明らかにしている。


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