ブロッコリースプラウト、肝機能で機能性対応/オリザ油化

2024年9月12日

オリザ油化(愛知県一宮市)は、機能性表示対応の肝機能改善素材として「ブロッコリースプラウトエキス」の原料供給に力を入れている。

対応するヘルスクレームは「健康な中高齢者の健常域でやや高めの血中値値(肝臓の健康状態を示すマーカー)を下げることが報告されています」。機能性関与成分であるスルフォラファングルコシノレートの含有量を13%まで高めたことで、一日摂取量が185mgとなったことも特徴だ。

血中ALT値は一般的な健康診断の血液検査でも測定される項目であり、生活習慣を気にする中高年の消費者にも分かりやすいヘルスクレームを表記できる点が支持されているという。

このほか、同社では肝機能対応素材として藤茶エキス「リゾバイン」を提案している。藤茶は、韓国ではアルコール依存症の治療薬に利用されるなどその薬効が古くから知られており、同素材はアルコール性肝炎および非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の両方への有効性を確認している。

なお、ヒト臨床試験では抗肥満効果を確認しており、現在は機能性表示食品の届出を準備中。今後は抗肥満と肝機能対策のダブルケアを訴求していく方針だ。


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