米国店舗レポート①レインボーグロサリー
サプリの品揃えは全米随一
オーガニックのメッカともいえるサンフランシスコにおいて、1971年創業のオーガニックスーパー「レインボーグロサリー」はその先駆けのような存在だ。
サンフランシスコのダウンタウンに居を構える同店は、広いガレージのような店内に野菜、果物などの生鮮食品から健康志向の加工食品・飲料、サプリメント、日用雑貨までこだわりの商品を取り揃え、ヴィーガンやベジタリアン、グルテンフリーなど多様な食生活に対応している。
ナッツやドライフルーツ、茶葉、ハーブ、スパイス、化粧品、洗剤にいたるまで、あらゆる商品を量り売りしていることも特徴だ。米や味噌、醤油、豆腐など日本の食材も人気があるという。
「レインボー」という店名はLGBTQの象徴であり、多様性を尊重するという同店の理念を表している。また、地元の農場やベーカリーなどから仕入れた食材を多く取り扱っており、フェアトレードを重視する、残った食材を肥料などに活用する、従業員に株式を持たせ意見を積極的に取り入れる、など今では「SDGs」といわれる活動にもいち早く取り組んでおり、多くの消費者の共感を集めてきた。
サプリメントに関しては全米の小売店でも随一の品揃えを誇っており、あらゆる製品が成分名や訴求点別に所せましと並べられている。
あまりにも品揃えが良いため、かえってトレンドを見つけるのが難しくなるほどだが、昨今ブームとなっている霊芝やヤマブシタケをはじめとしたキノコ類、ビタミンC・D・K2、マグネシウム、エルダーベリー、エキナセアといった免疫商材、美容訴求のコラーゲンペプチドなどは特に品揃えが充実していた。生鮮食品のキノコも数多く販売されており、これは以前の米国市場ではあまり見られなかった光景だ。
サプリメントだけでなく、食品や健康をテーマとした書籍も取り扱っており、従業員が顧客の健康相談にも応じるなど、消費者への積極的な情報提供にも注力している。
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