【新春インタビュー】富士見養蜂園 角田陽介氏

2025年1月22日

インタビュー 富士見養蜂園 代表取締役社長 角田陽介氏

「プロポリス専業メーカーとして日本一目指す

―昨年は創業60周年を迎えられました。

角田 当社は先代(角田汎造氏、2021年逝去)が1964年に「角田商店」として創業し、長年にわたってプロポリスをはじめとした蜂産品の研究開発および製造販売に力を入れてきました。

「超臨界抽出プロポリス」や「超高圧ホールフーズプロポリス」をはじめ、特許技術を生かした独自のプロポリス素材がお客様からも高い評価をいただいています。

創業60周年を迎えた昨年は、こうした独自のプロポリス素材をより多くの方々に安心して使っていただけるよう、製造設備の強化や海外とのネットワーク構築に取り組みました。

昨年は「超高圧ホールフーズプロポリス」の製造に用いる超高圧湿式微粒子化装置や液体クロマトグラフィーなどの分析機器を自社工場に導入したほか、今年はGMP認証取得にも取り組みます。

同時に、プロポリス原塊の産地であるブラジル・ミナスジェライス州の養蜂場や蜂産品に関する学府である福建農林大学蜂学部、中国の大手蜂産品メーカー・神蜂科技などを訪問し、交流を持つことができました。

将来的にはブラジルだけでなく、アジア、ヨーロッパ、オセアニアなど世界中のプロポリスを取り扱っていきたいです。

―プロポリスの認知拡大にも注力されていますね。

角田 今年度は本社の敷地内に「プロポリスミュージアム」を開設することになり、準備を進めているところです。

ミュージアムは「歴史と科学」をテーマに、国内外におけるプロポリスの歴史や科学的なエビデンス、養蜂技術などを展示する予定です。未来の世代にもプロポリスを引き継いでいけるよう、近隣の小・中学校の子どもたちをはじめ、若い人たちにぜひ見に来ていただきたいです。

また、ミュージアムでの地域の人々と交流を深め、地域貢献していきたいとの想いもあります。

プロポリスに特化したミュージアムは恐らく日本で初めてだと思いますので、多くの方に足を運んでいただけたら嬉しいと思っています。

また、自社のWEBイトのリニューアルや自社製品および原料のブランディングなども検討しており、当社の技術や製品をより多くの方々に知ってもらえるような取り組みを今年は一層強化していきます。

―今後の展望を。

角田 創業60周年を過ぎても「プロポリスをはじめとした蜂産品を通して人々の健康長寿に貢献したい」という創業者の精神は今後も変わることはありません。

これまで培ってきた知見に最新の技術や設備を掛け合わせることで、より優れたプロポリス製品を世界中の人々にお届けできるよう、日本一のプロポリス専業メーカーを目指していきます。

―ありがとうございました。


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