米ナチュラルプロダクツ展が開催中

2025年3月7日

「GLP-1ダイエット」トレンドに

米国・ロサンゼルス郊外で開催中の「ナチュラルプロダクツウエスト2025」(3月4日~7日)は3日目を終え、米国内からだけでなく、連日世界各国から多数の来場者で賑わっている。展示会は4000小間以上というナチュラル商材系最大の見本市である。

サプリメント展示エリアで目立ったものは、昨年に引き続き、キノコ(免疫・脳機能)、マグネシウム(胃腸・脳機能など)、オメガ3系(血管・ダイエット)、コラーゲン(特に美容として)など。機能別としては免疫関連が多く、胃腸関連、睡眠関連、脳機能関連が続いた。また、「GLP-1」ダイエット向け製品が多く見られたのも大きな傾向であった。「GLP-1」は食事後に分泌されるホルモンで、血糖値を下げたり、脂肪を分解する働きとして注目されている。GLP-1を高める素材としてはプロバイオティクス、マグネシウム、カルニチン、クルクミン、MCTなどとされている。しかし、関連製品の出展企業の多くがその考え方を理解していないと現地業界メディア関係者も示している。

今回は主催者の意向で、出展者にとって有効なビジネスとする取り組みを強化する一環として、製品の流通・卸、小売り事業者らの来場が低価格で優遇される反面、一部の業種には数千ドルを超える超高額入場料の設定が波紋を呼んでいた。

事実上の“入場規制”となったわけだが、いざ開催となると例年と変わらぬ来場者数で活気あるイベントとなった。入場登録数は4万人程度と推定される。

全体の出展社数は増加したままだが、サプリメント関連の出展社数は大きな伸びが無い。イベントの“主役”は今や一般食品・自然食品系であり、サプリメント関連の存在感はもはや大きいとは言えない展示会となった。

「ヘルスライフビジネス3月15日号」で詳報予定。


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