Brix値34.0の濃縮オートミルク/コーセーフーズ

2021年9月8日

Brix値34.0の濃縮オートミルクを展開


 コーセーフーズ(岐阜県揖斐郡)では、オーツ麦を酵素糖化させた「濃縮オートミルクT」や米麹粉末「アスペルパウダー®PRO」などをラインアップしている。

 「濃縮オートミルクT」は、加熱殺菌済みで粒無しタイプのため充填や加工がしやすい。また、糖度(Brix値)が34.0(±4.0)と非常に高いことが特徴の一つだ。さらに砂糖不使用ながら穀物由来の自然の甘みが濃厚で、クセのない香味を有しており、飲料をはじめ、製菓、製パンなどさまざまな一般加工食品にて使用可能な植物性ミルクとなっている。

 オーツ麦には、水溶性・不溶性の食物繊維が豊富に含まれており、現在、世界的に市場は拡大傾向にある。同品は、乳糖フリー、低コレステロール、アレルゲンフリーで希釈するだけでオートミルクとして製品化が可能だ。

注目素材!米麹由来の「アスペルパウダーPRO」

 米麹由来の「アスペルパウダーPRO」は、独自の特殊技術によりプロテアーゼ活性が非常に高い。そのため、タンパク質の分解能力が高く、プロテインなどと相性が良い。また、必須アミノ酸、BCAA、5-ALA、クエン酸などの栄養素が豊富に含まれており、酵素を残したまま殺菌処理をしているため、プロテインやサプリメントなどに使用できるほか、タンパク質をペプチドやアミノ酸に分解して食べ物を柔らかくする効果があることから、肉やパン、菓子など加工食品の品質改良にも適している。

アスペルパウダーPRO

 同社が実施したマウス試験では、大腸炎緩和効果を確認。アスペルパウダーPROの摂取により、大腸炎を引き起こしたマウスの体重減少の抑制や大腸の萎縮緩和効果が確認された。高濃度のアスペルパウダーPRO投与群に関しては、家畜用整腸剤と比較して同等以上に大腸炎が緩和されることも確認した。

 同社は、漬物の素や米こうじ関連製品の製造を手がける厚生産業の業容拡大にともない、1988年に創業。原料調達から商品開発、製造、出荷、アフターサービスまでの一貫したバリューチェーンを持つグループの強みを生かし、食品メーカーや流通関係の企業に向けて、原料供給およびOEM・ODMを行っている。