植物肉専門店が若者に人気/ベジタリアンブッチャージャパン
2022年5月23日
PB商品を通してPBM周知へ
ベジタリアンブッチャージャパン(東京都豊島区、☎:03・6903・1211)が経営する、プラントベースドミート(以下PBM)専門のレストランが20~30代からの人気を集めている。
代表取締役社長の村谷幸彦氏は、焼き肉店を経営する中で人々の意識の変化に気付き、世界45ヶ国に展開するオランダ発のPBMブランド「The Vegetarian Butcher」と専売契約を結んだ。2017年8月にベジタリアンブッチャージャパンを設立し、2020年8月には池袋にて、自社ブランドのPBMを使用した料理が楽しめるレストランをオープン。
店内では、PBMを活かしたパスタやサンドイッチなどのメニューを提供している。また、アジア初のPBM専門の肉屋も併設。
国内では、代替肉として、大豆ミートが知られているが、同社の代替肉は小麦やきのこ、海藻を掛け合わせて鶏、豚、牛肉の食感や風味をそれぞれ再現している。大豆独特の匂いがしないため食べやすいのが特徴だ。
今後は、チェーン店などでのPB商品の展開を通し同社の取り組みを拡大していく構えだ。
村谷社長は、「一般の方々に先入観を持たせずPBMを周知していきたいと考えています。新しいライフスタイルの一つとして、PBMをカジュアルに取り入れる選択を提案していけたら」と話した。