紫外線、疲労、ストレスの機能性表示に対応/ロベルテ
エビデンス重視の姿勢で、SODの作用機序の解明にも注力
フランスに本社を置くロベルテの日本支社(東京都中央区、☏03-3666-1241)では、同社グループ会社のBIONOV(ビオノブ)社が製造するメロン由来のSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)素材「SOD B」シリーズの原料供給を行っている。
同原料は、SOD高含有のカンタロープ・メロンの特定品種に由来する。同社では、エビデンスを重視しており、規格ごとにそれぞれヒト臨床試験を実施。SODの機能性に関する作用機序の解明についても研究を行い、これまで5回の論文を発表している。
抗ストレス、睡眠の質、認知機能などの効果を提案する「SOD B Extramel(エクストラメル)」は、2回のヒト臨床試験において酸化ストレスの軽減を確認。摂取目安量を10mg/日、SOD活性を14000IUで規格しており、機能性表示食品にも対応している。
「SOD B Dimpless(ディンプレス)」は、摂取目安量を40㎎/日、SOD活性12000IUで規格しており、セルライトの軽減効果を提案している。
「SOD B Holimel(ホリメル)」は、紫外線対策としてスキンケア向けの規格。摂取目安量20㎎/日、SOD活性14000IUとなっており、化粧品用途として推奨用量0.1~1.0%、6000IUの規格も用意している。
スポーツ疲労の回復と筋肉強化を提案している「SOD B Melorun(メロラン)」は、摂取目安量を40㎎/日、SOD活性14000IUで規格しており、仏バレーボール実業団のアスリートを対象にヒト試験を実施し、運動疲労回復効果を確認している。
SODは腸内にて生物活性を発揮するため、独自の特許技術で胃酸から保護するコーティングを開発。各規格においてパーム油、シェラック、カルナウバロウ(ブラジルヤシの葉由来)、変性マルトデキストリンなどそれぞれ融点の違うコーティング原料で、カプセルや飲料など剤形に合わせた提案を行っている。
現在は、岩瀬コスファと共同で提案を強化しており、抗紫外線、抗疲労、抗ストレスにおいて機能性表示食品のSR作成などもサポートしている。