「サプリ業界に大変意義ある判決」/インシップ

2022年11月4日

第二審でもノコギリヤシの有効性を主張へ

インシップ(千葉県浦安市)は、特定消費者団体「消費者ネットおかやま」からの新聞広告に対する差止請求が第一審で岡山地裁に棄却されたことついて本紙の取材に対し「消費者ネットおかやまが不当な要求を行っていたことが裁判で明らかになり、サプリメント業界においても大変意義のある判決だ」とコメントした。(本件の詳細は「岡山地裁が暗示広告への差止請求を棄却」を参照)。

インシップでは、差止請求を受けた事実をもって新聞社から広告の出稿停止を言い渡されるなど「明確な妨害行為を受け、多額の損害を被った」としたが「勝訴判決を受け、大半の取引先企業様からは、消費者ネットおかやまが行った違法な活動への非難の声を頂いた」という。

なお、消費者ネットおかやま側は岡山地裁に対し控訴状を提出したが、第二審については「一審で認められた通り、ノコギリヤシには海外の頻尿改善の医薬品と同程度の効能効果が認められた臨床試験も存在する」、「肯定する論文が十分揃っていれば優良誤認表示にはならないとする判決が維持されると信じている」との見解を示した。