EC‐12「レジスト乳酸菌」の商標を取得/コンビ

2022年11月8日

「抵抗力をつける乳酸菌」のイメージで認知拡大

コンビ(さいたま市桜区、combi.co.jp)は、殺菌乳酸菌「EC‐12」の提案を強化している。

「EC‐12」は販売開始から今年で20年を迎え、長年の研究により蓄積してきた豊富なエビデンスが最大の強みとなっている。

ヒト試験では、排便が週2~5回の女性34人を対象に「EC-12」(200mg/日)を4週間摂取させ、T‐RFLP法を用いて腸内細菌の占有率を測定。プラセボ群と比較したところ、ビフィズス菌占有率の有意な増加が確認された。 

「腸内のビフィズス菌を増やし、腸内環境を改善する機能」といったヘルスクレームで機能性表示食品の届出受理実績があり(届出番号E619)、具体的にビフィズス菌の増加を表示できる素材として差別化を図っている。 

同素材を使用した機能性表示食品の届出サポート体制も整えている。

このほか、免疫賦活や口臭抑制、メンタルヘルスに関するエビデンスを多数取得している。

品質管理や安全性試験を徹底して行い、顧客から厚い信頼を得ている。

同素材は1グラムあたり5兆個の菌が高密度に集菌されているため、少量の配合で多くの菌数が摂取できることも特徴だ。

「EC‐12」は高いサイトカイン誘導能を持つことから、同社では免疫賦活素材としての提案にも力を入れている。

このほど、「レジスト乳酸菌」の商標を取得。「抵抗力をつける乳酸菌」といったイメージでの認知拡大を狙う。

また、先日の展示会では、「EC‐12」を主素材とした感染防御サプリメント処方例を紹介。同素材に、自社素材の殺菌ビフィズス菌「BR‐108」とビタミンDを組み合わせている。実施した試験ではこの処方のサプリメント摂取により、例年(かぜをひきやすい2~3月の時期)と比べ「かぜをひかなかった」といった回答が得られ、感染防御に寄与したことが考えられる。この処方は様々な剤形に応用でき、問い合わせも増えているという。

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