クマに対する即効性でアイケアや美容訴求商材への採用に期待

　明治フードマテリア（東京都中央区）では「カシスポリフェノール（ＡＣ１０）」や「ビートセラミドＥＸ-１」など美容商材向けの原料を供給している。

　アントシアニンを豊富に含むフランス産のカシス果実を使用した「カシスポリフェノール（ＡＣ１０）」は体感性と即効性に優れている点が特徴で、既存顧客のリピート率が高く、新規採用も増えているという。

　末梢の血流改善効果がある同素材は肩こり、冷え性、さらに目の下のクマ改善への即効性などが明らかになっている。特に目の下のクマについては、摂取後１５分後と短時間で血流の増加及び肌の赤みと明るさの上昇が確認されている。クマは第一印象を左右する要因にもなるため、摂取後短時間で血流の増加及び肌の赤みと明るさの上昇が確認されている同素材は、他素材にはない作用を持つ美容素材としても期待の素材だ。

　機能性表示食品制度に対応するシステマティックレビューも完了し、「アイケアサポート」「末梢の血流サポートによる体温維持」などの表示が期待されている。最終製品では各種サプリメント形状に対応しているが、素材自体の味も高い評価を得ていることからカシスの美味しさやイメージ、ポリフェノール強化を謳ったドリンク、キャンディー、スムージーなど一般食品でも採用が進んでいる。

この他、北海道で栽培されたビートを使用した「ビートセラミドＥＸ-１」はグルコシルセラミドやホスファチジルコリンといった成分を含有している。肌が乾燥傾向の女性３５名を対象とした試験では、８週間の経口摂取で肌弾力の指標とされるＲ２およびＲ７値が有意に改善したことが確認されている。この他にも、乾燥肌の改善、メラニン産生の抑制といった働きを確認済み。北海道産というイメージの良さもあり美容向け素材として安定した引き合いがあるという。