CBD市場の健全化を目指し取り組み/日本カンナビジオール協会
2021年5月11日
CBD市場の健全化を目指し取り組み
個別セミナーやビジネスサポートも実施
(一社)日本カンナビジオール協会(東京都世田谷区)では、企業がCBDの適正な製品を取り扱うためのさまざまな取り組みを進めており、現在約40社が加盟している。
同協会は、CBDの適正使用を目的に教育機関における学術研究支援、企業の研究開発支援および産業振興を目的として発足された。
海外の分析機関と連携し、違法成分であるTHCを検出限界値0・001%(10ppm)という非常に精度の高い検査を実施している。また、CBDに関する正しい知識を得てもらうための個別セミナーや、企業に同行し顧客へCBDの説明を行うなど安心安全にビジネスが行えるようさまざまなサポートを行っている。CBDの原料に関しては、製造工場現地視察のほか、書類・製品の適正性をロットごとに確認し、安全性・信頼性が高いと判断したものに対して、希望する企業に同協会の認定証を付与するなどの取り組みも行う。
同協会の伊藤俊彦代表理事は、「CBDは医薬関連のエビデンスが豊富にありますが、医薬に関する効能効果で宣伝をすると薬機法、景表法などに抵触する恐れがあります。CBDの品質、トレーサビリティによる有意性を大切にして表示や品質管理を徹底するよう進めていきたい」と語る。
4月には同協会も協力するCBDのオンライン展示会も行われた。今後は会員企業へのバックアップとしてビジネスマッチングにも力を入れていく。