金氏高麗人参/「PDE5阻害用組成物」で特許取得
2023年12月13日
5つの生薬で男性機能活性の新知見
金氏高麗人参(京都市下京区)はこのほど「ホスホジエステラーゼ5(以下・PDE5)阻害用組成物」についての日本特許取得を発表した。特許内容は、「センソウ、アカメガシワ、シソ、アマチャ、ラフマのうち1種または2種以上の植物もしくはその植物の乾燥粉砕物、水抽出物、又は含水エタノールによる抽出物の少なくとも1つからなる加工物を含有することを特徴とするPDE5阻害用組成物。」といった5つの生薬に男性機能の活性を新たに見出したというもの。
PDE5阻害とは「PDE5は主に海綿体平滑筋に存在し、血管を拡張させる環状グアノシソーリン酸を加水分解し、血管を収縮させるグアノシソーリン酸に変化させる酵素で、つまり勃起を終了させる酵素である。従ってPDE5の作用を阻害することによって勃起を維持させることができ、PDE5阻害用組成物は勃起不全に有用である(バイアグラと同じ作用)。また、膀胱や前立腺の機能低下、肺高血圧症といった症状の改善を目的としてもPDE5阻害用組成物は有用である」という。同社は高麗人参ひとすじに研究開発しており、自社開発の特許取得商品「神秘の健康力シリーズ」は年間売り上げ100億円を超える商品に成長。また、商品開発だけでなく高麗人参に関するさまざまな研究に取り組んでいる。高麗人参には数多くの効果が知られているが、その中のひとつ“男性機能改善”に関して幅広く研究を進めていたところ、今回の特許取得に至った。