女性向けで注目のクリルオイル/アーケル

2024年2月20日

PMS改善・鎮痛剤使用量の減少を確認

 アーケル・バイオマリン・ジャパン(東京都港区)は豊富なエビデンスを持つクリルオイルを女性の悩み(フェムケア)向けに提案している。

 同社ではクリルオイルを用いた研究を重ね様々な機能性が明らかになっている。昨年は日本人男女の肌に対する試験で肌のTEWL(経皮水分蒸散量)の有意な低下を確認し、美容素材としても注目されている。

 別の試験では月経前症候群(PMS)の症状に対する働きも明らかになった。試験では、被験者にクリルオイルを2g/日摂取してもらい、指標として米国産婦人科学会で用いられるアンケートに回答してもらった。45日後および90日後における指標を確認したところ、感情・身体双方において各指標が有意に低下したことが明らかになった。また、一日の鎮痛剤使用量が有意に減少し、イブプロフェンは33%、アセトアミノフェンは41%低下した。

 代表取締役のアネッテ・山本ハンセン氏は「日本国内のPMS市場は拡大が予想されているが、一方で対応する製品が限られバリエーションが少ないのが現状。体への負担が少ないフェムケア素材としてクリルオイルを提案していきたい」と話す。同社では「SUPERBAクリルオイルシリーズ」の原料を展開し、最近ではフィットネスブランドのサプリに採用されている。また、一般食品形態では食事に添加するオイルタイプの商品も販売され、用途が拡大している。今後は幅広いニーズに対応するため供給する原料のバリエーションを増やしていくという。

 また、同社は2月20日から開催される「健康博覧会」に出展し、これらのクリルオイルの機能性についてPRする。


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