機能性表示食品の全届出事業者に質問状を発出/消費者庁

2024年3月28日

4月12日めどに回答を要請

消費者庁の新井ゆたか長官【写真】は、小林製薬の紅麹を原料とした機能性表示食品の健康被害問題を受け、本日付で機能性表示食品を届出している約1700社に対し、健康被害の有無および健康被害情報の収集体制について質問状を発出したことを明らかにした。

回答期限は4月12日をめどとし、回答を集計次第、迅速に結果を公表するとしている。

新井長官は「本件では健康被害情報を把握してから公表までに約2か月を要しており、機能性表示食品の安全性に対して疑念を抱かせる深刻な事案だと認識している」としたうえで、「重篤な健康被害情報の有無および健康被害情報の収集体制がワークしているかどうかを焦点に調査を実施する」と説明した。

さらに「小林製薬から紅麹の原料供給を受けた先をできる限り調査し、公表するよう、厚労省に働きかけている」とした。