スポーツ向けに有胞子性乳酸菌など提案/セティ

2024年4月16日

 セティ(東京都千代田区)では、有胞子性乳酸菌「スポルス」やレッドスピナッチ(赤ほうれん草)エキス末「OXYSTORM(オキシストーム)」など、多彩なスポーツ向け素材を取り扱っている。


 優れた耐酸性・耐熱性を持つ「スポルス」は、生菌にも関わらず常温保管可能な点や、サプリタイプだけでなく、飴やグミ、チョコといった菓子類など、幅広い剤型に対応できる点に加え、臨床試験での多数のエビデンス蓄積といった信頼性の高さから、国内外で採用実績を伸ばしてきた。
スポーツ向けでは、実際のエビデンス研究をもとにプロテインとの配合提案を強化している。

 18~25歳の健康な男性70人を、①ホエイプロテイン+スポルス摂取群と②プラセボ群に分け、週4回のレジスタンス運動を行いながら60日間摂取させた試験では、①群における血漿中総遊離アミノ酸濃度およびBCAA濃度【画像】が有意に増加。レッグプレスと垂直飛びパワーの増加も確認され、プロテインの吸収向上、下肢筋力向上の可能性が示唆される結果となった。


 「スポルス」は、下痢や便秘改善など整腸作用も確認されていることから「運動機能向上のための栄養摂取も大切ですが、栄養をしっかりと吸収できるよう腸内環境を整えることも大切。『スポルス』はその点一石二鳥です。プロテインの差別化素材として是非ご活用ください」(担当者)と話す。


 「オキシストーム」は、東南アジアを中心に食用される植物・レッドスピナッチを原材料とする水溶性粉末素材。生体のエネルギー供給や血管拡張に関与する一酸化窒素(NO)の供給源となる硝酸態窒素を含み、硝酸態窒素(硝酸塩として)を9%以上、カリウムを13%以上で規格する。
単回摂取時の体内動態試験では、血中および唾液中で、硝酸イオンおよび亜硝酸イオンが少なくとも8時間以上増加することを確認。
 継続摂取試験では、サイクリングタイムトライアル所要時間の大幅な短縮、ならびに運動後の拡張期血圧低下が確認され、運動パフォーマンス向上が期待されるとなった。

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