植物由来ゼリーグミの製造機械を提案/サマック
2024年5月21日
製造における冷却時間を大幅短縮し成形は12秒と短時間
サマック(東京都港区)では100%フルーツ由来のゼリーグミを製造可能な「FFW」を提案している。
ドイツのK&S社、Hansella社(日本の代理店はシンテゴンテクノロジー)、Dohler社の3社がコラボレーションしたこの機械はこれまで1日以上かかっていた製造時間の大幅な短縮を実現している。スターチを使用する従来の製造機械では製造したグミを冷却する工程だけで1日を費やしていたが、この機械ではスターチレス、且つ、12秒以内に成形することが可能で、冷却工程を含めて製造工程は1~2時間に短縮できる。
製造するゼリーグミは成形モールドを変更するだけで様々な形状の成型が可能だ。また、機能性成分を含有した製品の場合、別の製品を製造する際に残留した成分が混入する恐れもあるがこの機械ではモールドごと取り外しが可能なため混入のリスクが低いという点も特徴。
同社担当者は「モールドを製品ごとに取り替えて使用できるため含有成分のコンタミが起きるリスクを少なくできる。植物由来の原料のみで製造できるので製造する商品の付加価値となっている」と話している。同社ではこの他にも欧州から輸入した製菓・製パン向けの食品製造機器やろ過器、振動ふるいなどの機械を取り揃えている。
尚、FFWは6月4日から開催されるFOOMA2024に展示することになっている(東6F—55)
↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓